一重瞼の原因は遺伝や瞼の構造にあり。むくみや脂肪が影響することも!
なぜ世の中には二重瞼の人と一重瞼の人が存在するのでしょうか。
一重瞼の人の中には二重瞼の人をうらやましく思ったり、一重瞼を改善できないかと考えたりした経験のある人もいるのではないでしょうか。今回は一重瞼になる原因をご紹介します。
日本人は一重瞼が7割?一重瞼は遺伝で決まる?
「周りはみんな二重瞼なのに私だけ一重瞼……」と悩んでいる人もいるかもしれませんが、もともと日本人は一重瞼が多いと言われています。なんと日本人の約70%が一重瞼だとされており、二重瞼よりも圧倒的に多いのです。
一般的な日本人は、彫が深い欧米人や東南アジア人のように、目の上がくぼんでいません。そのため、二重瞼になりにくいのではないかという説もあります。
また、一重瞼は遺伝的要素で決まることも多いそうです。特に二重瞼は優性遺伝と言われていて、両親二人とも二重瞼の場合は、子どもも高い確率で二重瞼に、両親のどちらかが二重瞼であれば、子どもが二重瞼になる確率は高いですが、一重瞼になる可能性もなくはない、ということになります。
そして両親ともに一重瞼の場合は、高い確率で子どもも一重瞼になる傾向があります。
目の筋肉の構造で一重瞼か二重瞼かが決まる!
私たちのまぶたや目の先端に生えているまつ毛は、大切な眼球を保護して潤いを与えるために、常に目を開いたり閉じたりしています。
つまり、まばたきをしているということです。
まぶたの下には「瞼板」と呼ばれる軟骨のような板があり、瞼板はまぶたの上から伸びている筋肉とくっついています。筋肉が収縮して瞼板を引っ張ることで、まばたきが行われるという仕組みになっています。
この瞼板と筋肉が一カ所でくっついている場合は一重瞼。筋肉が枝分かれしていて、瞼板だけでなく皮膚ともくっついているのが二重瞼です。
目の周辺の脂肪が多いと一重瞼になりやすい?
瞼板や筋肉の構造が急に変化することはありませんが、まぶたの皮膚の厚みや脂肪量、目のコンディション等によって一重瞼が二重瞼になったり、二重瞼が一重瞼になったりする可能性もゼロではないようです。
たとえばダイエットをして全身の脂肪が減れば、それにあわせて瞼の脂肪が減ることもあるでしょう。これでまぶたが薄くすっきりしたことで、二重瞼になることもまれにあるかもしれません。
つまり、瞼の脂肪が多いせいで一重になっている可能性も完全には否定できないのです。
むくみのせいで二重が隠れている可能性も
瞼がむくんでいるせいで、本当は二重瞼なのに二重が隠れて一重瞼になっていることもあります。瞼のむくみは、目の周辺の血行が滞って余分な水分が蓄積されることで起こります。睡眠不足や目の疲れ、飲酒や塩分の過剰摂取などが目のむくみの原因になることもあります。
また、目をこすったり肌が荒れたりすると、薄くてデリケートなまぶたの皮膚が腫れてしまい、一時的に一重瞼になることもあると言われています。
しかし、これらは一時的な現象なので、長期間一重瞼が継続するということはないでしょう。
遺伝や目の構造で決まる
一重瞼は遺伝や目の筋肉の構造などによって決まります。
自分が一重瞼であることの原因が分かると、少し気分がすっきりするのではないでしょうか?