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女性がメイクを楽しむ画像

欧米ではパーティーが多いイメージですが、実際は、集まって話をしたり食事をしたりする小さな集まりがほとんど。日本のアフターファイブの食事や飲み会とそんなに変わりません。それでもやっぱり、会社に行くときとは別人のようにおしゃれをするのがヨーロッパでは主流です。 帰宅してシャワーを浴び、洋服を着替えて、香水をつけて……ここまでは男女共通。さらに女性は、いつもとは違うパーティーモードのメイクを楽しみます。 着替える時間がないときや、会社からそのまま行くときは、メイクだけ気合いを入れてパーティー仕様にチェンジ! メイクは、オンとオフを上手に切り替えるための手段でもあるようです。 そこで今回は、ちょっと真似したくなるヨーロッパ女子のパーティーメイク事情について、アイメイクを中心にご紹介します。

パーティーのない人生なんて……!

パーティーで楽しむ女性たちの画像

 

昔から社交の場が重視されているヨーロッパ。たとえば、白いドレスを着ての社交界デビューがその象徴です。ただし、社交界デビューは限られた家庭の子女が対象で、一般的ではありません。 そこまで大がかりではないものの、広い会場を借りたパーティーから、自宅リビングでのホームパーティーまで、ヨーロッパでは人が集い、おしゃべりしたり食事したりする機会が多く、そうした時間がとても大切にされています。 それは、人とのつながりが何よりも重要と考えられているから。そして、味気ない日々にちょっとした楽しみをもたらす場としても機能しているから。パーティーは、日常生活を楽しむためのエッセンスになっているともいえるでしょう。 シャワーを浴び、洋服を変え、仕事のときとは違うメイクでパーティーを思いっきり楽しむのは、ヨーロッパに住む女子にとってスタンダードなライフスタイルなのです。

実は昼間はノーメイクが多い!?

日本に比べて、オフィスファッションの自由度が高い傾向があるヨーロッパ。ノーメイクで会社へ行く人も少なくありません。服装もグッとカジュアルで、日本人の感覚だと「そんな格好で会社に行って大丈夫なの?」と思ってしまうくらい。 そんなときのメイクは、素肌にサッとマスカラをつけ、リップクリームをのせて終了。洋服とメイクには相関性があり、場に応じたスタイルをすることが求められるヨーロッパでは、簡単なメイクで出勤する人をよく見かけます。 疲れが顔に出ていたり、シミやシワが気になったりする人なら、ベースメイクだけで済ませることも。メイク崩れを嫌って、会社へ行くときはアイメイクをまったくしない人もいるようです。

パーティーメイクは印象を変えてセクシーに!

アイメイクを楽しむ女性の画像

 

「カワイイ」が主流の日本と違い、ヨーロッパの女子が気合いを入れるときは「セクシー」を目指します。胸元の開いたトップスや、体のラインにぴったり張りつくようなドレスで女性らしさを強調するのがお約束。メイクも昼間とはガラッと変え、バッチリキメていきます。 とくにアイメイクは大切で、大きな目にさらに目ヂカラを入れるべく、丹念にする女性が多数派です。なかでも注目のアイメイクをご紹介しましょう。

グレーメイクで大人っぽさを演出

セクシーなアイメイクとは、大人っぽい雰囲気を出すことでもあります。落ち着いた印象を与えるブラウンメイクもいいのですが、それではちょっとおとなしすぎる印象に。 ヨーロッパの女子のあいだでは、グレーメイクが人気です。ブラウンよりも軽やかで、華やかな印象に仕上がるからなのだそう。アイシャドウやアイラインをグレーでまとめますが、パーティーシーンではシルバーも取り入れるのがコツ。メタリックな輝きが、視線をよりミステリアスな印象にしてくれます。

マスカラは黒だけにあらず!

もともと長く、クルンと上向きにカールしたまつ毛を持つヨーロッパの女子。パーティーメイクなら、そのまつ毛をさらに強調させるため、マスカラをたっぷり重ねます。 気になる相手がいたら、恥ずかしがって目をそらすようなことはしません。しっかり相手の目を見つめて、自分の気持ちをアピールするからこそ、視線にセクシーさをプラスしてくれるまつ毛の存在感がとても大切なポイントに。 ポピュラーなのは黒ですが、ブルーやグリーン、パープルなどカラフルなマスカラもパーティーシーンで活躍しています。カラーが入ることで、視線に普段とは違うニュアンスが出るのだそう。

意外と多い“つけまつ毛”派

マスカラは汗でにじみやすいので、こまめなメイクチェックが必要です。それを避けるために、マスカラではなく、つけまつ毛を使う女子もいます。一般的な黒いタイプのほか、まつ毛の先にスワロフスキーがついたもの、まつ毛にラメが施されたものなど、種類も豊富です。 最近では、紙でつくられた切り絵のようなつけまつ毛も登場。パーティーメイクならではの個性派アイテムとして注目されています。

まぶたにタトゥーを入れる!?

おしゃれの一環としてタトゥーを楽しむヨーロッパ。彫るのではなく、肌に貼るインスタントタトゥーもポピュラーです。 そこから派生して登場したのが、まぶたにインスタントタトゥーを施すというパーティーメイク。ヨーロッパの女子のあいだでインスタ映えすると話題になっています。まぶたに貼り、上から透明なグロスを塗るのが、タトゥーを際立たせると同時に長持ちさせるポイントのようです。

キラキラをデコルテにまとって印象UP

女性がデコルテにクリームを塗っている画像

 

ラメの入ったパウダーは、キラキラと内側から光り輝くようなイメージをつくるうえでの必須アイテムです。 アイメイクだけでなく、デコルテにつける人もいます。それは、ヨーロッパでは胸元が大きく開いた服装をする人が多いため。美しいデコルテをつくることは、もはやメイクアップの一環です。 パウダーではなく、ラメ入りのボディミルクも人気です。肌をしっとり保湿しながら、ラメの効果でツヤ感を出してくれる優れもの。ラメがとても細かいので、パールのような輝きの肌に仕上がります。 デコルテが明るくなると、レフ版効果で顔が明るく見えるのもうれしいポイント。デコルテにパールタイプのパウダーをごく薄くまとわせるようにつけるだけでもOKなので、肌のくすみが気になる人は試してみてはいかがでしょう?

メイクオフは、必ずアイメイク専用のものを

女性がファンデーションを塗っている画像

 

こってりと濃くなりがちなアイメイクのせいでしょうか。メイク落としといえば、ヨーロッパではアイメイク落としを中心に考えられているようです。メイク落としに書かれた説明を見ると、アイメイクを落とせるかどうかが必ずといっていいほど明記されています。 もちろん、アイメイク専用のメイク落としも存在します。目のまわりの皮ふはとても薄くてデリケート。ヨーロッパでは、「肌にダメージを与える強い成分が含まれていない」「ペーハー値が肌に近い」「自然由来の成分を原料にしている」などがアイメイク落としを選ぶときのポイントになります。 最近では、BIO(ビオ)ラベルがついた商品など、オーガニック要素を重視したアイテムも見られます。肌に与える影響を考えながら、商品を選ぶ傾向にあるようです。

水で洗い落とさないメイクオフ

ヨーロッパのメイク落としは、エマルジョンタイプが主流です。水を使って洗い落とすことはせず、コットンを使うのが一般的。ヨーロッパの水質は硬いので、水でジャブジャブ洗うメイク落としは肌ダメージの原因となるのでしょう。 メイクオフ用の乳液を指先に取ってアイメイクによくなじませたら、コットンでやさしくふき取ります。その後、ローズウォーターや化粧水をコットンに含ませ、残った油分をふき取る……これが、ヨーロッパ女子の一般的なメイクオフの方法です。

いつもと違うアイメイクで、オフタイムをもっと楽しく!

女性が買い物を楽しんでいる画像

 

ヨーロッパに住む女子のパーティーメイクは、女性らしさを強調しつつ、遊びゴコロも満たすもの。パーティーを思いっきり楽しむための、ちょっとした“魔法”でもあります。オンとオフのスイッチを上手に切り替えるためにメイクのチカラを借りるのは、彼女たちにとって手軽で簡単な方法なのです。 アイメイクだけなら、いつものメイクにプラスするだけでOKなのもうれしいところ。ヨーロッパの女子をお手本に、アフターファイブやプライベートタイムをもっと華やかに楽しみませんか?  

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